矢野経済研究所 ICT・金融ユニット

レポートサマリー
2014.11.06

ハンディターミナル市場に関する調査結果2014

スマートフォン・タブレットの影響受けるも堅調に推移、新たな需要分野開拓が課題も需要に底堅さ。

「ハンディターミナル市場に関する調査結果2014」 小見出し一覧

ハンディターミナルの市場概況

2013年度におけるハンディターミナルの国内メーカー出荷台数は32万6,550台(前年度比96.4%)、メーカー出荷金額は270億5,700万円(同97.7%)であった。
2012年度に続き、大口ユーザーのリプレース(機器代替)期間の長期化などの影響で、台数、金額ともに前年度を下回る傾向が続いている。
タイプ別に見ると、2013年度の台数ベースの内訳は、スキャナ一体型が26万9,645台(前年度比98.6%)、標準型が4万5,500台(同98.0%)、ノートパッド型が1万1,405台(同60.4%)であった。ノートパッド型のハンディターミナル台数が大きく前年度を下回ったのは、2011年度から2012年度に渡る大口ユーザー企業のリプレース案件終了の影響と、参入企業のノートパッド型新製品投入が無かったことが影響していると考える。

【図表:ハンディターミナルの国内市場規模推移と予測】
【図表:ハンディターミナルの国内市場規模推移と予測】
  • 矢野経済研究所推計
  • 注:メーカー出荷ベース
  • 注:予測は予測値
  • 注:本調査におけるハンディターミナルとは、1.業務用のデータ入力端末で、2.アプリケーションプログラムが別のツールで開発され、ロードすることで動作し、3.バッテリ駆動であり、4.手に持って操作する、以上の4点を満たすものをいう。ノートPCやスマートフォン、タブレット端末は含まれない。

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ハンディターミナルの注目すべき動向

■スマートデバイスの影響は一部にとどまる
近年、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスが高性能・高機能化したことにより、ハンディターミナルで行ってきた業務の一部がスマートフォンやタブレット端末に置き換わる動きが懸念されていたが、小売業の一部など特定分野のみの影響にとどまっており、現時点ではただちに市場全体への大きな脅威にならないとみる。
その要因としては、1.機能(特にスキャナ機能)的に独自性を持つことや、2.堅牢性(防水性、防塵性、耐落下強度など)、3.他業務とのシステム親和性(基幹システムや業務フローと密接に関連している)など、ハンディターミナルが元来有する3つの特性が挙げられる。そのため、今後もハンディターミナルの需要は底堅く、安定した傾向が続くと予測する。

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ハンディターミナルの将来予測

2014年度は一転して、国内メーカー出荷台数は35万6,100台(前年度比109.0%)、メーカー出荷金額は292億2,300万円(同108.0%)とともに増加すると予測する。
ハンディターミナル市場は、今後も大口ユーザー企業のリプレース案件等により、出荷台数規模の増減は発生するが、需要のほとんどがリプレースで占められており、基本的な出荷台数規模にはそれほど影響はないものと考える。金額ベースでは、上記台数を前提として、メーカー出荷金額ベースで290億円前後で推移していくものと予測する。また、ハイスペックな上位機種が市場に投入されるなど一時的な要因で市場規模を押し上げる可能性もあるが、中期的な期間で見れば微増で落ち着くと考える。
但し、今後ハンディターミナル市場が拡大・成長へと転じるには、1.新たなユーザー業界の開発及び、2.新機能の追加(スマートデバイス機能等の取り込み)が、課題として挙げられる。

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参考:このレポートに掲載されている主なデータ一覧

  • 市場規模推移(ハンディターミナル全体)
  • 市場規模推移(業務用タブレット)
  • 市場規模推移(タイプ別、台数)
  • 市場規模推移(タイプ別、金額)
  • 需要分野構成比率(全体)
  • 需要分野構成比率(スキャナ一体型)
  • 需要分野構成比率(標準型)
  • 需要分野構成比率(ノートパッド型)
  • 新規・リプレース導入比率
  • 市場規模予測(ハンディターミナル全体)
  • 市場規模予測(業務用タブレット)
  • 市場規模予測(タイプ別、台数)
  • 市場規模予測(タイプ別、金額)
  • 2013年度のメーカーシェア(台数)
  • 2013年度のメーカーシェア(金額)
  • 2012~2014年度(見込)のメーカーシェア(台数)
  • 2012~2014年度(見込)のメーカーシェア(金額)
  • 2013年度のスキャナ一体型メーカーシェア(台数)
  • 2013年度のスキャナ一体型メーカーシェア(金額)
  • 2012~2014年度(見込)のスキャナ一体型メーカーシェア(台数)
  • 2012~2014年度(見込)のスキャナ一体型メーカーシェア(金額)
  • 2013年度のスキャナ一体型(PDA)メーカーシェア(台数)
  • 2013年度のスキャナ一体型(グリップ)メーカーシェア(台数)
  • 2013年度のスキャナ一体型(PDA)メーカーシェア(金額)
  • 2013年度のスキャナ一体型(グリップ)メーカーシェア(金額)
  • 2012~2014年度(見込)のスキャナ一体型(PDA)メーカーシェア(台数)
  • 2012~2014年度(見込)のスキャナ一体型(グリップ)メーカーシェア(台数)
  • 2012~2014年度(見込)のスキャナ一体型(PDA)メーカーシェア(金額)
  • 2012~2014年度(見込)のスキャナ一体型(グリップ)メーカーシェア(金額)
  • 2013年度の標準型メーカーシェア(台数)
  • 2013年度の標準型メーカーシェア(金額)
  • 2012~2014年度(見込)の標準型メーカーシェア(台数)
  • 2012~2014年度(見込)の標準型メーカーシェア(金額)
  • 2013年度のノートパッド型メーカーシェア(台数)
  • 2013年度のノートパッド型メーカーシェア(金額)
  • 2012~2014年度のノートパッド型メーカーシェア(台数)
  • 2012~2014年度のノートパッド型メーカーシェア(金額)
  • 各メーカーの主な市場への見解
  • 各メーカーのユーザー例
  • 各メーカーのアプリケーション例
  • 各メーカーの販売構成比
  • 各メーカーの主な販売促進策
  • 各メーカーの主な価格政策
  • 各メーカーの主な製品開発動向
  • 各メーカーの主な課題・問題点
  • 導入端末の種別
  • リプレース期間
  • ハンディターミナルの主な活用内容
  • ハンディターミナルの機種選定条件
  • ハンディターミナル導入の決め手
  • ハンディターミナル導入の目的
  • :他メーカーとの比較の有無
  • 他機器との比較の有無
  • ハンディターミナルの満足度
  • 保守委託先企業
  • 現在使用中のハンディターミナルに対するプラス評価
  • 現在使用中のハンディターミナルに対するマイナス評価
  • 次期機種に期待する点
  • 次期リプレース計画
  • 次期リプレースまでの期間
  • スマートフォン・タブレット端末への代替予定

…ほか

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関連リンク

■レポートサマリ
ハンディターミナル市場に関する調査結果 2012

■アナリストオピニオン
これが専用端末の生きる道 ~問われているその存在意義


調査要綱

調査対象:ハンディターミナルメーカー、その他関連企業等
調査期間:2014年7月~9月
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

※ハンディターミナルとは:本調査におけるハンディターミナルとは、1.業務用のデータ入力端末で、2.アプリケーションプログラムが別のツールで開発され、ロードすることで動作し、3.バッテリ駆動であり、4.手に持って操作する、以上の4点を満たすものをいう。ノートPCやスマートフォン、タブレット端末は含まれない。

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